弊社で長年勤務している外国人社員Rさんについて、建設分野の「特定技能2号」への在留資格変更許可が下りました。

在留期間は3年です。

本人が長年積み重ねてきた努力が、一つの形になったことを会社として大変うれしく思っています。

今回の許可は、単なる在留資格の変更ではありません。
私たち受入企業にとっても、これまで外国人社員と一緒に歩んできた年月を振り返る、大きな節目となりました。

特定技能2号への在留資格変更が許可されました

Rさんは、これまで建設現場で経験を積み、資格取得にも取り組みながら、少しずつ会社の中で役割を広げてきました。

特定技能2号は、単に「日本で長く働けるようになる」というだけではありません。

これまで積み重ねてきた技能、実務経験、現場での役割などが、一つの形として次の段階につながったものだと感じています。

会社としても、今回の許可は非常にうれしい出来事でした。

職長打合せの風景

Rさんとの歩み

Rさんとの関わりは、技能実習生として受け入れたところから始まりました。

建設現場では、仕事を覚えることだけでなく、

  • 日本語
  • 安全ルール
  • 現場でのコミュニケーション
  • 資格取得
  • 日本での生活

など、乗り越えなければならないことが数多くあります。

もちろん、受入企業側も最初から全てうまくできたわけではありません。

伝えたつもりでも伝わっていなかったこと。
日本人社員にとって当たり前のことが、外国人社員には当たり前ではなかったこと。

一つずつ経験しながら、会社側も学んできました。

初めての日本でのクリスマス会 初の半身揚げ

「働き続けたい」だけでは続けられない時期もありました

外国人雇用の制度は、この十数年の間にも大きく変わってきました。

本人に働き続ける意思があり、会社としても一緒に働いてほしいと思っていても、制度上、その希望だけでは働き続けることができない時期もありました。

外国人雇用に携わっていると、

「本人は働きたい」
「会社も働いてほしい」

それでも制度上は、そのまま続けられない。

そんな場面に直面することがあります。

その後、特定技能制度が始まり、建設分野でも新たな道が開かれました。

Rさんも制度の変化に合わせながら、再び一つずつ経験を積み重ねてきました。

特定技能1号はゴールではありませんでした

特定技能1号になったことで、日本で働き続けられる道は広がりました。

しかし、私たちはそこで終わりとは考えませんでした。

現場で経験を積む。
資格を取得する。
後輩に仕事を教える。
会社の中で担える役割を増やしていく。

外国人社員であっても、日本人社員と同じように、将来のキャリアを考えていく必要があります。

Rさん自身も、現場経験を重ねながら技能を磨き、資格取得にも取り組んできました。

一級とび技能士をはじめ、建設現場で必要となる技能や安全に関する経験を積み重ねてきたことが、今回の特定技能2号への移行につながっています。

地足場安全通路組立作業中

特定技能2号、その先へ

特定技能2号になれば、将来の選択肢はこれまで以上に広がっていきます。

仕事だけではなく、

  • 家族
  • 住居
  • 子どもの教育
  • 日本での生活基盤
  • 将来のキャリア

なども含めて考えていく段階になります。

受入企業として大切なのは、単に在留資格を管理することではなく、

「この会社でこれからも働きたい」

と思ってもらえる環境をつくることだと考えています。

制度上働けることと、その会社で働き続けたいと思ってもらえることは、別の話です。

だからこそ、会社側も選ばれる努力を続けなければならないと感じています。

外国人雇用の制度は、これからも変わっていくと思います。

しかし、制度が変わっても、

現場で身につけた技能、取得した資格、積み重ねた経験、仲間との信頼関係は消えません。

だからこそ受入企業は、今の在留資格だけを見るのではなく、その人の5年後、10年後まで考える必要があります。

受入企業として、行政書士として

私は現在、建設会社の経営者であると同時に、行政書士としても外国人雇用に関するご相談をお受けしています。

自社で実際に外国人社員を受け入れ、

技能実習 → 特定技能1号 → 特定技能2号

という流れを経験してきました。

その中では、制度だけを読んでいても分からないことが数多くありました。

現場で何が起きるのか。
会社側はどこで困るのか。
外国人社員は何に不安を感じるのか。
登録支援機関や関係機関と、どのように役割分担すればよいのか。

こうした経験を、今後は行政書士としての支援にも活かしていきたいと考えています。

外国人雇用は、在留資格の許可を取って終わる仕事ではありません。

採用から在留手続、現場、安全、日本語、資格、CCUS、特定技能1号から2号、その先の生活や定着まで。

受入企業と外国人社員が長く一緒に働いていける環境づくりを、これからも考えていきます。

建設分野の外国人雇用について

天道行政書士事務所では、建設会社経営者としての外国人受入経験を活かし、

  • 在留資格・特定技能
  • 建設特定技能受入計画
  • CCUS
  • 特定技能1号から2号への移行準備
  • 受入企業の社内体制
  • 登録支援機関等との役割分担

など、建設分野の外国人雇用に関するご相談をお受けしています。